こんにちは。今日は栗の渋皮煮をご紹介します。
丁寧に、時間をかけて作る渋皮煮は秋の贅沢なデザートですよね。
前に勤めていた懐石料理のお店でも、秋になるとデザートに渋皮煮が上品に添えられていました。
手間さえかければお家でも簡単に作ることができますので、秋の夜長に挑戦してみてください。
作り方
1.栗は一晩水につけて皮を柔らかくします。
急いでいる時は熱湯に20分ほどつけても柔らかくなりますよ。
2.栗を細心の注意をはらいながらむきます。
ザラザラの部分に少しナイフやハサミを入れ、皮を引っ張るようにむくとキレイにむくことができます。
ここが一番大切なところです!
少しでも渋皮に傷がついて中の黄色が見えてしまったものは省きましょう。
後でキレイにするので、ザラザラの部分が多少残っても大丈夫ですよ。
3渋抜きをします。
鍋に栗と重曹小さじ1とひたひたの水を加え、沸騰させ、弱火で10分ゆでます。
10分後、そっと水を流しながら流水をかけ、水を入れ替えます。
強い流水が直接くりにかからないように、手や木べらで受けながらやさしく行います。
この作業を4回繰り返します。最後の1回は重曹を入れずにゆでます。
4.栗の掃除をします。
一つ一つの栗を、指の腹や爪楊枝を使ってキレイにしていきます。
筋を取り除き、黒い部分をキレイに取ります。
ここでも傷つけないように注意してくださいね,
ここで重量をはかります。
栗の重さの60g程度のお砂糖を用意します。
甘さはお好みで調節してくださいね。
粗製糖やきび砂糖など、茶色いお砂糖を使うとコクのある甘さに、グラニュー糖を使うとあっさりと仕上がりますよ。
5.栗を平に鍋に並べ、砂糖で煮ます。
栗は重ならないように鍋に並べます。
栗が少し見えるくらいの水を入れ、火にかけます。
沸騰したら砂糖を半分入れ、弱火で10分煮ます。
さらに残りの砂糖を入れて弱火のまま不織布の落とし蓋をして10分煮ます。アクが出ていたら落とし蓋をする前に取り除いてくださいね。
火を止めて、ラム酒やブランデーがあれば加えます。
そのまま冷まします。
冷めている間に味が染み込んでいくので、粗熱が取れたら栗が煮汁にかぶるような容器にうつし、一晩置きます。
これで完成です!!
美味しくなるポイント
それぞれの作業を丁寧にすることです。
丁寧に皮をむき、
ゆで汁の色が薄くなるまで丁寧に渋をぬき、
傷つけないように丁寧に掃除します。
時間はかかりますが、作ってよかった!と思える極上の渋皮煮ができますよ。