最近、読み聞かせで「くまのパディントン」を子ども達に読んでいます。
私の子供の頃に買ってもらった本で、我が家には「くまのパディントン」と、「パディントンのクリスマス」の2冊があります。
その他、何冊かシリーズで続編が出ています。
何年生から読める?
この本は、自分で読むなら小学校3年生くらいからでしょうか。字が小さいのと、漢字にふりがながふっていない字がいくつかあります。
「会う」「名前」など、ある程度漢字も読める子なら無理なく読めると思います。
読み聞かせの場合は、難しい表現もありますが、5歳の次男でも楽しんで聞いてくれました。
「規則を遵守すること」なんて言われても園児には分からないだろうな〜とは思うのですが、文脈で何となく分かってくれているようです。
パディントンの魅力
なんといってもかわいいんです。
松岡享子さんの訳なのですが、文章だけでパディントンのかわいらしさが存分に伝わってきます。
無邪気にいろんなことをやらかしてしまうクマと、ユーモラスであったかいブラウン家の人たちのやり取りにもとても引き込まれます。
大人も、子育ての参考になりますよ
私も、久しぶりにこの本を読みましたがちがう視点で改めて楽しめました。
ジャムパンを食べたら体中がジャムだらけになってしまうパディントン。
お手紙を書いたら紙よりも体中にインクをベタベタつけてしまうパディントン。
私だったら上手に食べたり書いたりできるまで、手を出したり、口で注意したり、我慢できなくて取り上げたりしてしまいそうです。
でも、ブラウンさんの奥さんはそんなことはしません。
「今日はシーツを変えたところだから、お手紙は明日にしましょうね」
と、優しく諭します。そして子どものやりたいことを取り上げることなくやってあげるわけでもなく、見守ります。
大変なことが起こっても、叱るのではなく、おもしろがって毎日を楽しんでいます。
長男が小さい時、発達障害で一筋縄ではいかないので、私は必死でした。
でも、ブラウンさんみたいに、はちゃめちゃな子も受け入れて面白がることができたら、もっと楽しめたのになぁと思います。
最後の、
「うちの中にクマがいるって、いいものねえ。」
という言葉、ゆったりと子育てを楽しんでいる感じがしてとても好きです。